こんにちは、ケントです。
今回は、大型犬との暮らしで一番きつかったこと、失敗したことについてお話します!
以前インスタでこんな発信をしました。
たくさんの方からDMで相談を受けるのですが、特に多いのが「環境作り」と「トレーニング方法」についての悩み。
ぼくも当時は全くの初心者で、本当に大変な時期を過ごしてきました。
この記事を通して、ぼくの経験が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最大の失敗
最大の失敗は、早い段階でトレーナーに相談しなかったことです。
自己流の限界
バッキーを迎えた当初、ぼくは「自己流でなんとかなるだろう」と思ってたんですけど…
一応インターネットや本で勉強して、それなりに頑張ってはいたんです。
でも、実際に犬を迎えてみると、本では分からない様々な課題が出てきました。
プロの知見の重要性
ぼくはこれらのことを学びました。
- 犬種ごとの特徴と性格の違い
- 適切な運動量の設定方法
- 効果的な発散方法のバリエーション
- トレーニングのタイミングと順序
- 問題行動への具体的な対処法
- リードワークの基本と応用
- 食事の与え方とタイミング
例えば、ハスキーの場合、単純な散歩だけでは運動不足になってしまいます。
トレーナーさんから教わった本当の運動量は、一般的な散歩の10倍以上が必要だそうです。
そのため、以下のような工夫が重要とのこと。
- 散歩+ドッグランでの全力疾走
- 頭を使うノーズワーク
- ガウガウ遊びでのストレス発散
- ボール遊びでの集中力トレーニング
- アジリティで運動能力の向上
特に重要なのが、「体を使う運動」と「頭を使う運動」を組み合わせること。
これによって初めて、ハスキーの持つ膨大なエネルギーを健全に発散させることができるんです。
- 朝:30分の散歩+15分のノーズワーク
- 昼:庭での短時間トレーニング
- 夕方:1時間の散歩+ドッグラン
- 夜:おもちゃを使った室内遊び
このように、ただ歩かせるだけではなく、メリハリのある運動プログラムを組むことで、より効果的な運動が実現できます。
トレーナーさんからは、運動以外にも様々な知識を学ばせていただきました。
- 甘噛みの適切な制止方法
- 食事の量と時間の調整法
- 他の犬との接し方のルール
- 留守番トレーニングのステップ
- トイレトレーニングの効果的な方法
- 無駄吠えの防止テクニック
- 飼い主との信頼関係の築き方
これらの知識は、本やインターネットだけでは得られない、実践的で具体的なものばかり。
早い段階でトレーナーさんに出会えていれば、もっと効率的に愛犬との関係を築けていたはずです。
これはマジで大きな後悔。
当時のバッキーには迷惑かけたなぁ……。
環境面での苦労
環境面で特に苦労したのが、賃貸での暮らしでした。
- フローリングが滑りやすく危険
- 収納スペースの絶対的な不足
- 近隣への騒音や臭いの配慮
- 物件探しの選択肢の少なさ
- 引っ越し時の制限と条件
皆さんも経験あると思うのですが、賃貸って超制限だらけですよね……
かなり広めの空間がとれるなら問題ないのですが、日本の平均的な賃貸で大型犬は厳しすぎる。
予想以上にたくさんの物が必要になんですよね。
- 大型のクレートやケージ(予備含む)
- 大容量のドッグフード(保管場所)
- おもちゃや寝床の複数セット
- トレーニング用の様々なグッズ
- 衛生用品と掃除道具一式
- 散歩用品(リード、ハーネス等)
- 緊急時の医療品セット
特に大型犬の場合、サイズが大きい分、余計に場所をとります。
- 床材(滑り止めマット、人工芝)
- 食器類(食器台、水飲み、予備セット)
- グルーミング用品(ブラシ、クリッパー)
- シャンプー類(ドライシャンプー含む)
- 消臭・除菌スプレー各種
- ウェットティッシュ(大容量)
- タオル類(体拭き用、足拭き用)
さらに季節ごとに必要なものも。
- 夏:冷却マット、扇風機、日よけ
- 冬:ホットカーペット、保温グッズ
- 雨季:レインコート、足拭きタオル大量
- 換毛期:専用バキューム、集毛グッズ
これらの物は常に清潔に保ち、定期的な交換や補充が必要です。
ちょっと余分に出しているところはありますが、かなりの量ですよね…
- 食器:毎日洗浄
- タオル類:2-3日で交換
- おもちゃ:週1回の洗浄
- 寝床:週1回の洗濯
- 消耗品:月1回の補充
これだけの物を収納するスペースも必要になってくるので、住居選びの段階から考慮に入れる必要があります。
子育てとの両立で大変だったこと
子育てと犬の世話の両立は、想像以上に大変でした。
- 朝の散歩と子供の準備の時間配分
- 夜の散歩と子供の就寝時間の調整
- 休日の遊び方とバランス
- 掃除の頻度増加による負担
- 子供の友達が来た時の対応
特に朝はつらい…。子供の準備をしながら、愛犬のご飯や事前の散歩。
妻と交代で対応していましたが、予定通りにいかないことばかり。
子供と大型犬が一緒に生活する上で、安全面での配慮も欠かせません。
- 子供の突発的な動きへの対応
- おもちゃの使い分け
- 食事スペースの区分け
- 遊び場所のゾーニング
- 来客時のルール設定
まぁでも、大変なことばかりではありません。
子供と犬が一緒に育つことで、素晴らしい効果も感じています。
- 子供の責任感が育つ
- 生き物への思いやりを学ぶ
- 運動量が自然と増える
- 家族の会話が増える
- 情操教育につながる
子供とイリーナの関係も良好で、お互いを思いやる気持ちが育ってきたのを感じます。
住居選びのポイント
後から分かった、大型犬との暮らしに適した住居の条件です。
- 玄関の広さ(散歩後の手入れスペース)
- リビングの床材選び(滑り防止)
- 庭やバルコニーの有無
- 洗い場へのアクセス
- 収納スペースの確保
- 近隣のドッグラン情報
- 獣医さんまでの距離
特に玄関は、雨の日の足拭きや体拭きのために、最低でも2畳以上のスペースが必要。
家の条件だけでなく、周辺環境も重要です。
- 散歩コースの安全性と距離
- 近隣の公園の利用規則
- 24時間対応の動物病院の有無
- ペットショップやトリマーの場所
- ご近所さんのペット事情
こんな感じで、結構面倒な下準備が必要、、、
適当に一戸建てを購入して、後悔している人も少なくないんですよね。
理想的な準備とは
理想的な準備は、「モノ」「環境」「心」の3つの観点から考えましょう!
- 金銭的な余裕(医療費や予期せぬ出費)
- 十分な広さの住環境と周辺施設
- 信頼できるトレーナーとの出会い
- 家族全員の理解と協力体制
- 近隣への事前の挨拶と関係作り
- 緊急時の対応プラン
最低でもこれくらいのチェックは必須です!
一個でも妥協すると大きなストレスの原因になりやすいので、夫婦でよく話合うことも必要ですね。
- 初期費用:20-30万円
- 月々の維持費:3-5万円
- 年間の医療費:5-10万円
- トレーニング費用:月1-2万円
- 緊急時の予備費:最低20万円
ぼくの経験上、一番お金がかかるのは初期費用。
トイレシーツは何千枚あっても足りません…笑
慣れるまでは大きな出費も覚悟しましょう。
心構えの大切さ
特に大切なのは、「完璧な準備」を目指すのではなく、「必要最低限の準備」をしっかりすることです。
環境が整っていないままのスタートは、飼い主も犬も計り知れないストレスを抱えてしまいます。
特にお金がないのは辛い…。
- 最低1年間は生活スタイルが大きく変わる覚悟
- 家族全員での協力体制の確立
- 近隣トラブルへの対応準備
- 継続的な学習の必要性の理解
- 経済的な計画の見直し
まぁでも、きちんと準備をして迎えれば、大型犬との暮らしは本当に素晴らしい!
当時は辛かったけど、愛犬との暮らしはかけがえのない日々となっています。
以上、大型犬との暮らしで経験した失敗と学びについてでした。
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