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【子育て・犬のしつけに応用】壁を乗り越えた経験が最高の指導力を生む話

こんにちは、ケントです。

今回は、教育の本質について、自動車学校での経験と大型犬との暮らしから学んだことをお話ししたいと思います。

本記事の内容

7〜8年間自動車学校で教える立場にいた経験と、バッキーとイリーナの訓練を通じて気づいた「本当に価値のある教育」についてお伝えします。

「天才」と「努力家」の教え方の違い


自動車学校で働いていた頃、さまざまなタイプの指導員がいました。

その中でも特に印象的だったのが、もともとセンスがあって苦労せずに運転技術を身につけた人と、努力して技術を習得した人の教え方の違いです。

天才タイプの特徴
  • 技術レベルは非常に高い
  • 理論的な説明は得意
  • でも「なぜできないのか」が理解できない
  • 下手な人への指導方法がわからない

実際、ベテランの指導員でも「なぜあんなに運転が下手なのかがわからない」と言っている人が結構いました。

自分が若い時にそういう失敗をしたことがないから、どういう指導をしていいかわからないと。

確かにそうですよね。

経験したことのない壁を、他人に説明するのは難しい。

努力タイプの特徴
  • つまずきポイントを熟知している
  • 段階的な指導ができる
  • 生徒の気持ちに共感できる
  • 具体的な克服方法を提示できる

ぼく自身も、最終的にはバイクと車に関してはプロと呼ばれるまでになりましたが、最初はコケたり、駐車も不安だったりしました。

立ちゴケは日常茶飯事、走行中に転倒して怪我をすることもしょっちゅう。

でも、そうやってつまずきながら試行錯誤してきた経験があるからこそ、バイクに乗れない人の気持ちがよくわかるんです。

つまずき経験が生む深い指導


人には個人差があります。

同じ先生から、同じ方法で教わっても、習得具合には大きな差が出るもの。

でも、その差を理解して、適切にサポートできるかどうかが、真の指導力だと思います。

効果的な指導のポイント
  • 自分の失敗体験を共有する
  • つまずきポイントを事前に伝える
  • 段階的な目標設定をする
  • 生徒の立場に立って考える

ぼくがバイクの指導をしていた時は、自分の経験談を交えながら説明していました。

「ぼくも最初はここでよくコケたんですよ」
「この感覚がつかめるまで、3ヶ月くらいかかりました」

そういう話をすると、生徒さんもホッとした表情になるんです。

「自分だけができないわけじゃないんだ」という安心感が、学習効果を高めるんですね。

犬の訓練から学んだ教育の真髄


バッキーの訓練でお世話になったトレーナーさんも、まさにこのタイプでした。

そのトレーナーさんの特徴
  • もともと訓練士として数年の弟子入り経験
  • 長いキャリアの中で多くの壁を経験
  • 失敗体験を包み隠さず共有してくれる
  • 「これは難しいですよね」と共感してくれる

このトレーナーさんから教わった時は、本当に深い話が聞けました。

理論だけじゃなくて、実体験に基づいた具体的なアドバイス。

「ぼくも最初はこういうところでつまずきました」
「この犬種の場合、こんな失敗をしやすいんです」

そういう話があるからこそ、「なるほど、だからうまくいかないのか」と納得できるんです。

逆に、何の苦労もなくトントン拍子でスキルを習得してしまった人だと、どうしても言葉足らずになってしまう場合があります。

その人自身は素晴らしいんですけど、教えるということに関しては、ちょっと物足りない感じになってしまうことも。

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子育てにおける失敗の価値


この考え方は、子育てにも直結します。

子どもって、リアルタイムで失敗していく時期にいるじゃないですか。

だからこそ、失敗をさせずに何かをさせようとするのは、ちょっと違うと思うんです。

子どもに必要なこと
  • 失敗する経験を積ませる
  • 自立する力を養わせる
  • つまずきから学ぶ習慣をつける
  • 失敗を恐れない心を育てる

これは放任主義とは違います。

何もしないわけじゃなくて、適切なサポートをしながら、自分で考える力を育てるということ。

失敗経験の価値
  • 問題解決能力の向上
  • 他人への共感力アップ
  • レジリエンス(回復力)の強化
  • 将来的な指導力の基礎

たくさんの失敗を積み重ねて生きてきた経験が、将来的に人間関係を良くしたり、誰かに何かを伝える時のスキルになったりするんです。

イリーナとの関係でも同じです。

最初はうまくいかないことばかりでしたが、その失敗があったからこそ、今の信頼関係が築けています。

教育で大切にしたいこと
  • 失敗を恐れない環境作り
  • つまずきを共有できる関係性
  • 段階的な成長を見守る忍耐力
  • 成功体験と失敗体験のバランス

何かを教わりたい時は、その人がどんなつまずきを経験してきたかを聞いてみるといいかもしれません。

そして、自分が何かを教える立場になった時は、うまくいかなかった時のことも織り交ぜながら伝える。

そうすることで、より深くて実践的な指導ができるはずです。

教育の本質は、知識の伝達だけじゃない。

失敗を通じて学ぶ力、困難を乗り越える力、そして他人に共感する力を育てることなんじゃないでしょうか。

以上、教育について最近感じたことでした!

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ケント

ペット系インフルエンサーとして活動中。
TikTokとInstagramで総フォロワー6万人、ドッグフード等のPR実績は30社以上。
ブログや動画を中心に情報発信を行っています。